国立の街
国立は、西武鉄道の創始者、堤康次郎率いる箱根土地(その後のコクド、現プリンスホテル)が田園都市構想に基づいて開発した住宅街です。ドイツのゲッチンゲンをモデルとしたそうです。駅から垂直に延びる広い桜並木と放射道路。整然と整備区画された宅地に点在調和する大学や学園。国立の街づくりは今でもまったく古さを感じさせないどころか、多摩地区の憧れの街になっています。
国立のポスティング
ポスティングエリアとしての括りは、いわば堤の構想を行政が引き継いだかのように見える都市計画に沿った展開になります。まず一番目の地区は、庭付き一戸建て住宅が中心の駅南地区(西、中、東町)。ここには一橋大学や国立音大があります。
第二の地区は、国立の文化的な香りを残しつつ、建ぺい容積率を緩和した駅周辺と駅北の北町、あと南武線北側のマンション団地中心地区(富士見町)
第三は、甲州街道の南側、旧谷保村ののどかな田園地帯。谷保、青柳地区。
第四が国立インター周辺から多摩川流域の産業地区、ここも谷保になります。
谷保、青柳は未だに地番表示なので、配達エリア割とポスト数の確定では苦労します。
それぞれのエリアは、日本最古の分譲住宅街区、戦後開発されたマンション、UR街区、未だ地番表示で開発中の田園地帯とバラエティーに富んでいて、配達技術的にもマーケティング的にも全く個別な対策を持ってプランを練っていく必要があります。