ポスティングだけど実はDM!リストポスティング、無記名DMとは?

無記名DM

チェーン展開している学習塾のランドマーク↑ BtoBで使います。

弊社では一般的なポスティングはもちろん「リストポスティング」「無記名DM」も行っています。

大変好評を博しているのですが、ビジネスの内容が今一つ皆様に伝わっていないようなので、今回説明したいと思います。

リストポスティング、または無記名DMとは、個人宅、建物、会社などの住所付きリストに応じて、そこにピンポイントでチラシやパンフレットを投函するサービスです。リストで配りますから宛名はありません。

地図に印を付けて、そこに配るのだろう?」と思われましょうが、その通りと言えばその通り。


ですが、実はシステム上
カラクリを加えて地図を作ります。

地図に印を点けるのを、人力でやるのではなく、機械にやらせるのです。

ポスティングにジオコーディングを活用

皆さんgoogleマップで住所を検索すると、その建物やお店にピンッと水滴型のランドマークが立つのをご存知かと思いますが、あれはジオコーディングという技術を使っています。

ジオコーディングとは、簡単に言えば、住所や地名、施設などの名前を元に、地球上の一地点、つまりジオコード=経度緯度情報を検索する仕組みです。

このジオコードと、建物や住所情報を繋げるのが、ジオコーダーと言われるシステムです。ジオコーダーは住所や建物名などの文字情報とジオコードを、リレーショナルデータベースで繋げ、マップ上にランドマークを立てます。

googleマップの検索機能で住所を検索するということは、googleサイトのジオコーダーアプリを起動し、住所という文字列をキーに、それに対応するジオコードを得ているということになりましょう。

ジオコーダーのデータベースにある地点情報は、正確でなければ使えないのはもちろんですが、地物の変更(名称変更とか建て直し)に応じて、常に修正メンテされている必要があります。

これが最近物凄く正確になってきて、ビジネスで使えるようになってきました。

元々googleマップがゼンリンの地図をベースに組み立てていることは、ポスティング業者なら地図を見れば一目瞭然な所。

ゼンリンによると、住宅地図の地図情報の更新は「2年から5年ごと調査をかけデータを更新している。」その調査方法としては・・「すべてローラー作戦的に調査スタッフが現地に足で歩いて調べている。」(※1)ということです。

ゼンリン 住宅地図とネット地図の秘密

(※1)『ゼンリン最新の住宅地図とネット地図の秘密』実業の日本社14p~15p

この超アナログな調査を長年続けていることこそが、ゼンリンの住宅地図が官公庁はもちろん、郵便、宅配、新聞始め、全ての宅配業者のスタンダードマップであり続けることが出来た所以でしょう。

ゼンリンは足でマップ上の地点情報、建物名や個人宅の表札情報を登録修正しているのです。

但し、地番錯綜しているような字地区では、こと地図上の地点情報としては限界があった。昔のゼンリンのジオコーダーだとそれをビジネスで使うまでの信頼性はありませんでした。

しかし最近はそうではなくなってきた。

長年に渡るゼンリンの現地調査の集積と最新のGoogleのテクノロジーが結合して出来ているのが現在の”googleマップ=ゼンリンのマップ”だからです。

では最新のgoogleのテクノロジーとは何か?

それはベースのゼンリンマップが住所錯綜で捉え切れていない住所の正確なジオコードや改変の遅れを、googleマップの検索機能を使っている膨大な個人に修正申告をさせているところにあります。

google-fild

試しに自分の住んでいる住所をGoogleマップで検索してみよう。

検索すると自分の家やマンションに赤い水滴型のランドマークが立つはずだ。ランドマークを右クリックすると・・[地図に載っていない場所を追加] [データの問題を報告する ] といった通知機能が出てくる。

もし、自分の家やマンションにランドマークが立たず、明後日の場所に立つと勿論気持ちが悪い。当然修正したくなる。

これこそ、大変手間の掛かる地図情報の登録・修正・削除・・つまりは、ゼンリンに一任していた更新作業の一部を、全くお金を掛けずにやってのけるカラクリに他ならない。

Googleおそるべし。

Googleマップを使ったことのあるユーザーなら、自分の家やマンション、会社やお店を一回ぐらいは住所で検索するでしょう。その時に全然違う場所にランドマークが立ったり、もう存在しない建物名や会社名が出てきたら、気分が悪いので修正したくなる。そこで無意識に右クリックすると修正申告の通知ボタンが出てくるという寸法だ。

この更新作業が進めば、ジオコーダーの正確性がどんどん増してくる。Googleとゼンリンがコラボしているのは間違いないから、当然ゼンリンの住宅地図や電子地図帳にもそのフィードバックの恩恵は降り注ぐでしょう。


ちなみにしょっちゅう宅配便の到着が遅れたり、メールが間違って投函されてしまう方は、一度自分の住所を
Googleマップで検索してみると良いかも知れない。


今の宅配便やメール便のドライバーは、普通にスマホを持っているので、地図で分からなければ必ずスマホで、主に
Googleマップで住所を確認するはず。
その時におかしな場所にランドマークが立てば、そこに行ってしまうことになります。当然家が探せないので持ち戻りとなり、荷物が遅れるし、誤配もありましょう。


結果 ”字日野”を配って何十年、地番錯綜地域のプロ!
のようなベテラン配達員に聞いて初めて配達完了となるのです。

行政の区画整理が遅々として進まず、誤配遅配が多発する住所に住んでいる方達は、Googleマップに報告するのも方法かもしれない。そうすれば、数か月後か数週間後には正確なランドマークがGoogleマップに立ち、宅配便メール便のライダードライバーはスマホで検索し、正確な場所を得ることが出来る。場所探しに苦労しないで済みます。

翌年の住宅地図にももちろん反映されると予想します。さすれば誤配遅延はもとより、住宅地図という社会インフラの整備、運輸業界の生産性、持ち戻りの低下、誤配防止にも役立ちましょうw


話がそれましたが・・

住所データから地図へのマーキングは、このジオコーダーを使います。弊社で使うジオコーダーはもちろんゼンリンの電子地図になります。

ゼンリンの電子地図には、CSV形式でデータ化されている住所をランドマークに落とす機能があるのでそれを使います。

リストポスティングは、指定物件、BtoBではすでに実用段階

指定マンションマップ

指定マンションの配達マップ。

指定マンションは、弊社でリスト化したマンションデータを使います。

八王子・日野・多摩・昭島・立川・国立のマンションであれば、築年別の配達も可能です。

すでに築30年超マンションのリストポスティングも始まっていおり、リノベーターやリフォーム会社様がピンポイント企画で注文いただいております。

お客様が所有するデータでももちろん可能です。

物件募集チラシなら、オリジナルにお客様がチョイスした見込み物件のリストに従ってマーキングします。

下のマップは、三多摩全域に管理物件を抱えるアパートの管理会社が、住民向けに緊急の『お知らせを』配布しなければならない時に使った物です。

googleマップでマイマップ登録。リンクを配達員だけに公開すれば、紙のマップでは縮尺不分明の場所を、自分のスマホで確認することが出来ます。

リストポスティングバナー

リストポスティングで使ったgoogleマップ。(アパート管理会社による緊急告知案件)

BtoBの事例では、タウンページから抜き出した特定の業種のデータをジオコーディング、特定の業種向けの営業パンフレットを投函します。

またgoogleマップの検索機能を使い、見込み客リストを作成、そこにポスティングするということも可能です。

無記名DMの可能性はあるか?

個人のDMの場合でも、配るDMリストのデータを弊社に送ってもらう手はずになりますが、データをCSV変換し、ゼンリンの地図上にマーキング、配達単位ごとに区分けして配達員にポスティングさせるという流れになりましょう。


但し個人宅DMの実績はまだありませんのでご注意を。

POIボタン

リストポスティングGPS実績 (POI記録付き) (アパート管理会社による緊急告知案件)


配達員は、出力した地図のマーキングを確認しながらポスティング。

1件配達するごとに、GPS端末のPOI(※2)ボタンを押して配達地点のジオコードを記録します。帰社後GPSデータをGoogleマップ上にPOIのジオデータと共に軌跡で展開、持っていった数量とPOIの数、軌跡の確認で、正確に配達された場所と配達されなかった場所の確認が得られます。

(※2 )POI とは?
POI は、「Point of Interest」 の略であり、直訳すると 「興味のあるポイント」 ですが、「地図上の特定のポイント(地点)」のことを呼び、地図上で表現できるポイント(地点)であれば、世の中に存在するあらゆるものが POI になりえます。
しかしながら、一般的に POI というと「目標物」を指すことが多く、地図データベースやカーナビゲーションシステムにおいては、店舗や施設を意味し、この数が多いほど情報が豊富であるということになります。

https://www.esrij.com/gis-guide/gis-other/point-of-interest/

私は無記名DMの場合、リストと実配の誤差が10%以内に抑えられれば、受注可能と見ています。100%にするためには、誤字誤植間違いリストの正確性が100%担保されること。さらにジオコーダーが100%正確にマーキング出来ることが前提ですが、実際にはまだ不可能。

100%の配達結果を得るなら、記名式のDMに敵わない。しかし無記名DMの場合90%以上の配達率でコスト計算し、低コストに抑えることに意義があります。クライアントは、記名DMと無記名DMのレスポンスをコストと共に検証し、どちらかを選ぶか、または補完的に考えて実行するか、そして使わないかはクライアントの判断ということになります。

無記名DMで情報を受け取る側は、あくまでも単なる投げ込みのポスティング広告としか見えません。記名式の方がはるかに訴求するという意見もありましょうが、一回のコストが記名DMの半分とか1/3であればどうでしょうか?また、見た目単なるポスティング広告なのでリストの出所についてお客様からの問い合わせもないでしょう。

要は媒体としてのメリット、デメリットを、いかにコスト計算とレスポンスと合わせ考え、比較衡量していくかということでしょう。

エクセル、CSVデータで物件リストをお持ちのお客様、リストポスティングを一度検討してみてはいかがですか。

ジオコーダー技術とGPS技術、今後の展開

ジオコーダー技術とGPS技術のコラボレーションは、今後どんどん進んでいくでしょう。弊社のようにマーケティングに応用する会社もどんどん増えると思われます。

アメリカの軍事衛星技術の民間活用で始まったGPS。

サイクリングやドライブ、登山などの記録用として発明されたGPSロガー。

現在GPSの精度は3m~10m程度の誤差が出ます。

このほど日本版GPS衛星の打ち上げも実現し、今後これが数cmに改善していくそうです。


ジオコーダーの性能は、
googleにより、cm、mm単位まで高精細化、さらにマップの3次元化3D化不可避に進みましょう。

そして、AIに代表される自動運転技術とジオコード、3Dマップ技術が関連しているのは明白です。

機械に配達先のリストを流し込めば、カーナビが最適な配達ルートを設定するということも、もう目の前に差し迫っています。(というか、もうどこかで実現していそう。)

駅構内の宅配BOXにロボットが宅配便を入れることなどは、そんなに難しくないでしょう。

無人タクシーは勿論、無人走行による宅配便の人型ロボットが、mm単位で宅配BOXやポストまで宅配投函作業を行うとか、マンションのベランダの個人宅のドッグに、これまたmm単位でドローンが飛来、荷物やメールを届けるというような、夢のような話も現実を帯びてきています。

雨ニモマケズ・・・

pride and history

雨にも負けず
風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ
丈夫なからだをもち
慾はなく
決して怒らず
いつも静かにポスティング

一日に酒二合と
ラーメンと少しのおかずを食べ
あらゆることを
自分を勘定に入れずに

チラシは入れるなと言う人がいたら
ゴメンナサイと謝り
そして二度は入れず

バイクを止めては跨り
たくさん積んだチラシは重いけど

東に転倒した郵便屋さんがいたら
近寄ってこぼれた郵便を一緒に拾い

西にヤクルトのジャイロがあれば
そっと走って丁寧に追い抜く

南に新聞屋さんのカブが見えたら
遠回りして別な場所を配る

北にバイク便のライダーがいたら
左によって道をあける

日照りの時はポカリを飲み
寒さの夏はカッパで配る

みんなにビラまきと呼ばれ
褒められもせず
苦にもされず
そういうポスティンガーに
わたしはなりたい

 posu_o  コラボby賢治

このような人って本当にいるんです。

学習塾・進学教室が効果を出すには? ”傾向と対策”

15歳未満人口割合日野市とその周辺 平成27年国勢調査

15歳未満人口割合日野市とその周辺 平成27年国勢調査

学習塾のポスティング広告は、ターゲットが小中学生の居る家庭とハッキリ決まっています。

まず自塾の位置も含め、対象エリアをマーケティング的に俯瞰してみよう。

高齢化が進み年少者の割合が少なくなってきています。(上map H27年国勢調査)注目すべきは、場所によりかなりばらつきがあるということ。古い分譲住宅地や団地、八王子の中心部の15歳未満人口の構成比は低いです。

さらに、立川、八王子、高幡不動、国分寺駅など、 ターミナル駅周辺や学生街があると、単独世帯の割合が50%を超えています。(下map)このエリアを軒並み広告で配ると、半分以上のチラシは対象外の単身世帯に入るということになります。

平成27年国調単独世帯の割合日野周辺三多摩

単独世帯の割合 日野市と周辺三多摩 平成27年国勢調査

ターミナル駅周辺、大学街での軒並みポスティングはお勧めできません。半分以上も対象ターゲットから外れるポスティングは下策になるでしょう。

ただし「折込広告より少しでもレスポンスが良ければ」という考え方もあるし、広く需要を見極めたいということであれば、それも良いかも知れません。

このような場所でチラシをポスティングするのであれば、印刷枚数を抑えながら対象ターゲットに直接届くファミリスポスティング、ハウスオーナーポスティング、ファミリータイプ限定アパマンポスが最も対象ターゲットにローコストで届きます。

セグメントしなくても軒並みポスティングで届く場所はどうか?これはターミナル駅周辺や大学街の考え方とは反対に、単独世帯率が低い場所ということになりましょう。

さらに15歳未満人口率で赤や黄色のエリア、マップから見ると八王子市なら、みなみ野、多摩境の尾根付近、鑓水、下柚木、上柚木ということになります。

単独世帯は反響なし、子どもが住んでいない地区も反響は厳しい。

”軒並み”ポスティングだけで考えず、戸建て選別、指定マンション、団地選別、ハウスオーナー、ファミリスポスティング、エリア特性に合わせたプランニングが必要になります。

学習塾経営の先生。ポスティングで生徒募集をしてみませんか?

学習塾最近、学習塾・進学塾のポステイング依頼が増えてます。

毎年、2月から3月が入塾キャンペーンの最盛期。
この頃注文が一番多いのですが、期末試験対策、サマー講習、秋入校を狙った生徒募集のポスティングの依頼が来ています。

塾の場合、大手、準大手の教室は駅周辺にありますが、個人の塾長さんが経営しているような小規模な塾は、駅からはむしろ遠く、学校や住宅地の側にあります。教室は小さめのテナント物件が多いいのですが、アパートの1階やマンションの1室、一戸建の自宅で開業している方もいます。

広く集客と考えれば「駅近」となりますが、小さな塾の場合、住宅地に立地する方が、自転車・徒歩で通う近隣の子を呼べるので有利なのかもしれません。

今回は、主に小規模塾のオーナーさん、自宅やアパートのような場所で塾を開業している塾長さん向けに書いてみた。

旭が丘周辺1万枚ポスティングログ

八王子東高校周辺1万枚ポスティング ログは入塾の無料体験会のお知らせをポスティングした時の物(軒並み)この前に同じ場所に1万枚配り、そのレスポンスが5人来場4人入会ということでした。で、7月にもう一度ということで・・

塾のフランチャイズオーナーの開業費用をネットで調べると600万円とか800万円という物凄い数字が出て来る。脱サラして塾開業、塾のフランチャイズオーナーになるというのは一生に一度あるか無いかの大きな決断でしょう。

ただし、自宅を教室として利用することを前提としたフランチャイズ契約だと、初期投資、ランニングコストはかなり抑えられます。

私はそれぞれのフランチャイズブランドを詳しくは知りませんが、一介のポスティング屋でも塾経営の一番の難問は分かります。

それは”生徒募集

高額なフランチャイズ契約金を払って生徒が集まるのかどうか?来季の生徒募集の見込みはどうか?ということが、塾経営者、予備軍の最大の関心事でしょう。

1万枚で5件来場4件入塾

1万枚のポスティング 5件来場4件入塾 レスポンスの記録

フランチャイズ本部はマス媒体で宣伝、ブランド認知度を高める。店舗があれば店舗のランドマーク効果が認められましょう。ランドマーク効果も立派な告知なのですから、塾をオーナーに構えさせた段階で、フランチャイズ組織は大きな宣伝効果が得られるはずです。

それで生徒が集まらなければ・・自分の手間すら出ない・・なんてことにならない様に、生徒募集をポスティング屋の観点で考えてみました。

「生徒集めを本部任せにしない。」

本部がマス媒体を使い宣伝するのは当然。
今はマス媒体だけでなく、ネットも重要な宣伝告知媒体ですから、そこのチェックは最重要。

フランチャイズブランドで教室を開業する場合、他教室ははっきり言って競争相手なのでは?他教室とは少しでも差別化したい。

フランチャイズ本部のホームページは当然ありましょうが、それぞれの教室の紹介ページが在るのか無いのか、あったとしたら自分の教室のページの記事を書き換えることが出来るのかどうか?書き換えの頻度はどうか?探しやすさ、分かりやすさはどうでしょうか?サイトはスマホ画面に対応していますか?

また、本部のサイトとは別に自分の教室のオリジナルHPをブランドのロゴ、画像と共に作成して良いのかどうか?本部からのリンクは?塾長のSNSの扱いはどうするのか・・

本部は全体でしか考えない傾向があるでしょうから、横並びから抜け出すチャンスがありますか?

自分でもすぐ出来ること。

最低限googleマップに自分の教室ぐらいは登録しよう。
弊社は小さなフランチャイズ塾のポスティング依頼をたくさん受けるのですが、必ず場所の確認を塾のブランドと住所で行います。

進学塾

”八王子 進学塾”で検索

ところが、まったくどこにあるのか分からない教室も多々ありまして(^^;)
大体において、本部作成の地図では塾の場所がよく分からないので、塾生の親は必ずgoogleマップで場所確認をするはず。なのに載ってないw
本部のHPから確認しようと試みるも、これまた分からないw

入塾希望者の親は電話やメールでの問い合わせより先に、検索エンジンを回して、該当する塾を私が確認したときとほぼ同じキーワードで探すでしょう。問い合わせや申し込みはそれから。

その時に、そこの塾のオリジナルページがヒットし、販促の内容もニュースとして確認できれば、体験コースなどへの参加を強力にアピールすることが出来るでしょう。もちろんgoogleマップにピンッとランドマークを建てることも忘れずに。googleマップに塾のフロントや授業風景などの写真をUPすればもっと効果が出るはずです。

フランチャイズ塾のポスティング。

マス媒体より地域のポスティング広告の方が、自分の教室に直接アクションさせる方法としては優位でしょう。

発想の転換で、マスが互角であれば、ポステイング広告が効いて生徒が集められそうな場所が塾にとって良い立地になります。その場所に強い競合が無いならば、マスの看板効果とポスティング広告の二本立てで十分生徒募集に勝利できるのではないかと考えますが、甘いでしょうか?

そこで、各教室の生徒募集で大事な要”紙媒体”の扱いです。
ポスティングや折込などの紙媒体は、印刷された情報から自分の教室に直接アクセスが来ます。最低限チラシに分かりやすい地図、住所、電話番号、塾長のコメント、企画内容・・・体験入会開催等々の5W1H等々のチェックです。

本部任せにしないで自分でチェックしよう。

この紙媒体を本部がスクール名、電話番号、地図付きで撒いてくれるのかどうか?どの程度撒くのか、折込広告かポスティング広告も使えるのか?

折込広告のレスポンスは最近厳しい。

街頭サンプリングや、ポスティングにするにしても本部がやるのか、塾ごとにやらなければならないのか?

教室のオリジナル企画で、本部がオーナー買い取りでチラシを供給する場合の1枚の単価は?教室名、住所、地図、電話番号、企画内容・・塾の情報の差し込み印刷の状況は?コスト負担は?自前で本部のロゴ、写真を使いデザイン・印刷できるのか?聞くところによると、本部のチラシ1枚は、なんと4円で買い取り!

ターミナル駅周囲や大学街には ワンルーム、1K、1DKのいわゆる単身向けの物件が大量にありますので、自塾の立地とともによく確認。小中学生が対象なのですから単純に軒並みで撒くと歩留まりが悪くなります。

住宅街にしても近隣の団地や大規模開発の分譲年度、区画整理が行われた状況などを確認してみよう。弊社のGISポスティングエリアマップも参考になるはずです。

折込広告の代わりと考え”軒並み”ポスティングだけで考えず、戸建て選別、指定マンション、団地選別、ハウスオーナー、ファミリスポスティング・・
と撒き方もいろいろあるので確認してみてください。

もちろん相談に乗りますのでぜひご連絡を!

 

個別指導

ポスティング。 ”成功と反響”の要は エリア割 にあり

エリア割とは

ポスティングエリアとは?

住居表示を参考とし、共通のマーケティング特性、地理特性、配達特性により区分けされた一連の配達地域のこと  posu_o

難しく書きました。

ポスティング広告のエリア割について、皆はどんなイメージを持っていますか?

「住所ごとに発注出来る」「新聞折込より細かいエリア選別が出来る」「指示すれば自由に指定できる」ということですかな。

一番多いイメージは「住所ごとに」ということでしょう。
住所ごというのはいわゆる町丁目ごとに発注するということです。

住所は、国家プロジェクトで決められてきました。

住所という万民に分かる共通プロトコル(コミュニケーション規約)を使えば分かりやすいし、人に伝えやすい。

ポスティング会社は、ほぼこの住所ごと(~町・○丁目)で区割りして受注しています。

ただ、住所だけでポスティングのエリア割をしようとすると、問題だらけで実際には使えないのですよ。特に多摩では調整が必要。

ではどのようにエリア割をすれば、ポスティング業的に意味があるのでしょうか?
さらに、このエリア割の技能が実はポスティング広告の成否を分ける大きなポイントだとしたら、どうでしょう?一度考えてみる必要があります。

住所、住居表示によるエリア割

「住居表示」という言葉を調べると、昭和37年に施行された「住居表示に関する法律」が出てきます。

では法的定義を見てみよう。

住居表示に関する法律、第二条(昭和三十七年五月十日法律第百十九号)

(住居表示の原則)
一  街区方式 市町村内の町又は字の名称並びに当該町又は字の区域を道路、鉄道若しくは軌道の線路その他の恒久的な施設又は河川、水路等によつて区画した場合におけるその区画された地域につけられる符号及び当該街区内にある建物その他の工作物につけられる住居表示のための番号を用いて表示する方法をいう。
二 道路方式 市町村内の道路の名称及び当該道路に接し、又は当該道路に通ずる通路を有する建物その他の工作物につけられる住居番号を用いて表示する方法をいう。

世界的には住居表示の方法として、二の道路方式が主流だそうです。ですが、日本では一の街区方式も併用しています。というか、街区方式のほうが圧倒的に多いような気がする。

余談ですが、街区を構造に取り入れているのは、僕の知る限り、日本とフィリピンの一部(新規開発地域)のみとなっています。
韓国もかつては街区ベースでしたが、2014年1月よりシステムが変更され、街路(ストリート)を基本とする形になりました。
情報提供をいただき、北朝鮮でも街区ベースの住所が利用されているという話を聞きました。ただ、裏付けはできていません。

韓国という国柄は、一度方向を決めたらとことんやる、ということだそうですが、ものすごいスピードで区画整理したのかもしれません。

現代でも土地の登記は、名称ごとに分筆したときに附番された土地番号(地番)を使います。
以前は慣行的にそれを住所として使っていましたし、今でも住居表示されていない所は地番が住所になります。

住居表示は区画整理とともに附番されるのですが、行政の区画整理のスピードはなんでこんなに遅い(20年30年かかる)のか?・・筆者には了解不能です。

多摩には住所がいまだ地番の地域が大量に残っています。

さっぱり家を探せない地番錯綜地域もある。(日野、八王子!)。ポスティンガーや郵便、宅配便の配達員が困るではないか。地番表示地域、地番錯綜地域の放置による宅配、郵便、新聞、ポスティング事業者の被る経済的損失はいったい毎年いくらになるのやら・・

ポスティングで問題になるのがこの放置されっぱなしの街区、要するに大字町名と旧町名、旧村・・江戸時代の名主の領地?お寺の領地?の名残がいまだに残っている大字小字。

大字、旧町名ごとの配達は、エリアが大きすぎたり小さすぎたりで規則性が無く、宅地や丘陵地帯を無規則無定形に横切っている場合が少なくありません。道路工事、河川改修、宅地開発や商業開発などで、明らかな住居区界の異同があっても、住居表示が採用されないままの場所もたくさんあるということです。

このような区割りのままでポスティングすると、配達の境界は無規則に住宅地を蛇行したり、擁壁の上下を上がったり下ったり・・家が全くない場所も配達マップに入ったりと、正確かつ効率的なポスティングが出来ません。

片倉周り

片倉周辺行政区画割 1/25000地形図ベース

例えば、八王子の片倉。行政の区分によると東京工科大学から片倉台団地、京王片倉の駅周辺まで全部片倉(上図)マーケティング的には東急片倉台は、北野台、絹ヶ丘などと共にそれだけで配りたい。だけど片倉全体の受注だとそれが出来なくなってしまう。八王子市はなぜ片倉台団地造成の時に、住居表示しなかったのかよくわかりません。鑓水2丁目も団地部と分譲住宅部、ローカルな住宅過疎地域が混在したままです。

鑓水周辺住所割

ポスプロのエリア割だと、片倉はもちろん片倉台と片倉駅周辺に仕分けします。鑓水二丁目も団地は賃貸と分譲に仕分けし、分譲住宅も別途設定します。
行政区画の鑓水2丁目で発注すると、別途に指示しなければ配達員は楽な順に配りますから、団地ばかりに入るということになります。

片倉~鑓水ポスプロエリア割

ポスプロの片倉~鑓水周囲エリア図

ポスティングの区割りの方法

ポスティング広告における、配布単位=エリア割は、行政で標準化された”住所”による区分けをベースに組み立てます。ただしあくまでもベースとしての話。

同じ町名でも高級分譲住宅地やマンモス団地のすぐ側に牛舎や養鶏場、畑があるような田園地帯も同じ町名だったりすると、その町名をポスティングのエリア割として採用できません。江戸時代からあるような狭小な旧町が累積している八王子中心部もダメ。

マーケティング的に使えないし、仕分けも困難、配達難度も増えるばかりで採用出来ないのです。

このような地番地、大字地区、旧町名地区は、区画整理の先取と、地理特性、マーケティング特性、配達特性に応じて分け直しをします。

まず住所表示で区切ってみますが、地番表示の旧町名と混在しているところが出てきます。そこでもう一度住所表示を参考にしながらそれぞれの手法を取り入れて総合的に切りなおしていきます。

◆区画整理事業の先取り?

これは市町村の区画整理事業の計画を調べ、街区方式を先取り予測して仕分けを行うということになります。

◆マーケティング特性によるエリア割?

似た家族構成や年齢層、購買層を持つ家並み集団が群れているような場所を他と分けてエリア割りします。

例えば旧村大字町名区界の真中に、分譲住宅地や巨大団地が開発された場合などは、同じ町名のままでも、団地外ののどかな田園風景地帯や、丘陵地帯と巨大団地は仕分けされます。

◆配達特性による区分け?

田園丘陵地、崖線、住宅地を無規則無定形に蛇行横断しているような古い町名区画を守っても配達の支障になります。そもそも道路もない山中に家はありません。ポスティングのエリアとしては対象外になります。配達員が無理なく自分の配達場所を確認できるよう、道路や鉄路、河川、崖線の上と下、尾根の背骨などに沿ってエリア分けをいたします。この手法で大きすぎる大字エリアや小さすぎる旧町は、分割したり統合したりします。

ポスティングのエリア割は、これらの要素を絡めながら行います。

片倉町の例だと東急片倉台団地だけを分譲住宅として他と区分けします。住宅の無い東京工科大学周辺はエリア割しません。

ポスティングの部数表の見方

国勢調査や市町村発表の人口統計データのままだと、まともにポスティングの企画が出来ないので、統計はポスティングの部数表にはなり得ません。住所表示の不完全さを理解の上で、万民に最も分かる共通プロトコルとしてのメリットと、不完全さを精査した上でポスティング会社の部数表を見てください。

多摩で経験の浅いポスティング業者さんや素人業者さんはこの事情が分かりません。激安業者さんはこのリスクを回避するために、配布率を落として値引きします。

受注間口を広げたい業者さんは、取りあえず人口統計データをダウンロードして、部数表や世帯表として一都三県全市町村貼り付け、受注後外注します。

結果的にターゲットとのミスマッチ・取りこぼしが多い”ユルイ”配達になると、ポスティングの効果は激減します。

業者の部数表や配達計画の裏をよく見る目を持つことが、ポスティング成否のカギを握ります。

エリア割バナー

増える単身世帯、ポスティングの駅前攻略は?”折込感覚”を捨てよう。

ワンルームマンション

ポスティングの業者をしていると、年々ワンルーム、1K、1DK・・いわゆる単身者向けアパート・マンションが物凄い勢いで増えているのを体感します。特に駅周辺で顕著に感じられます。

最新の調査によると、生涯未婚率が男性で4人に1人だそうです。すると「4人に1人は単身で住んでいる?」とは単純には言えませんが、大まかな最近の傾向は掴めるのではないでしょうか。

単身者の住むポスト数は、この4人に1人に、親と同居している方をまず引いて、離婚や死別が原因の独居者を合わせると大体出てくるはず。

ちなみに2016年度の婚姻届数に対する離婚届の数の割合はなんと28%。夫婦3組に1組は離婚しているといわれています。晩婚化も進んでいます。

普通、家族世帯は個人ごとにポストを持っているわけではないので、複数人で1ポストなはず。すると一人暮らしのポスト数は率でいうともの凄く増える。

こう考えるとポスティング屋の怪しげな体感も説得力を持ちますでしょう?

 私がポスティング事業を始めた20数年前は、単身向けアパートマンションは主に「学生」「若い単身者」という括りで済みましたが、今は違う。

調査の通りに、物凄い勢いで増え続けている独居中高年。この方たちの主な住居は駅近に建てられたワンルーム、1K、1DKがメインになるでしょう。

「単身向けアパートマンションの住人は若者」という昔の常識は全く通用しません。

では、統計ではっきり見てみよう。最近ようやくe-statに平成27年度の国勢調査のデータがエントリーされた。

そこで、日野市周辺三多摩地区の単独世帯を町丁別に色塗りしてみた結果が、これ↓。

平成27年国調単独世帯の割合日野周辺三多摩

単独世帯の割合 日野市と周辺三多摩 平成27年国勢調査

JR八王子、立川、国分寺、京王高幡不動駅各ターミナル駅周辺は、赤と黄色エリアばかり、赤は、単独世帯の割合が55,6%以上、黄色は43,5%、赤は最低値が55.6%なのだから実際はそれ以上ということ。

学生アパートの多い大学街も赤が多い、創価大学と工学院大学が近い左入、梅坪、滝山。中央明星帝京の三大学のある大塚、東中野地区。などなど。

時系列のデータまでは造りませんが、ほぼこれで、ポスティング屋の体感的な経験が裏付けられたわけです。

ポスティングの配布プランで、この現象に気づかないと、痛い目にあいます。

失敗するポスティングとは

例えば、ターミナル駅前に立地する学習塾が塾生募集のポスティング広告を行う場合、ターゲットはもちろん子供のいるファミリー世帯ですね。また、戸建てに向けたリフォームの広告を撒く場合とか、持ち家資産のある家庭を狙う等々・・注意が必要になります。

八王子駅のようなターミナル駅の周辺は、近隣商業地域で容積率、建蔽率が物凄く緩い。戸建てと空地はどんどん集合住宅に変わり、戸建て自体物凄く少なくなっているのです。まあ、少ないというよりマンション、アパート、オフィスビル、商店、繁華街に埋もれているのです。戸建ては目立つので結構あるように見えますが、実際配るとアパマン※だらけです。

※ポスティング業者はアパート・マンションのことを略して”アパマン”と呼びます。

ターミナル駅周辺で軒並みポスティングを発注すると、ほとんどがアパマンにポスティングされ、戸建てに入るのはほんの一握りになってしまいます。なぜならそもそも95%ぐらいのアパマン率で、加えて単身向けアパマン率がものすごく高い。住民票を実家に置いたままの学生単身者も多いい、この世帯は市の統計調査には乗りません。経験則だと八王子駅周囲のアパマンの半分は単身向け。チラシの約半分は単身者向けのワンルーム、1K、1DKに入ってしまいます。反応率が

業者によっては値引きする(安い)代わりに投函率=(世帯数に対する配布数の割合)を抑えて受注します。あなたはこの場合、町内均等に投函率が落ちると思いますか?否、撒き手は誰だって早く仕事を終わらせたいのですから、楽なワンルーム、1K、1DKから配って枚数終了したところで御終いとします。

塾やリフォーム、戸建てやファミリー層狙いの商品で、折込広告の代用物としてポスティング広告を理解して「駅前地域全体に折込広告のように情報を行き渡らせよう。」ということで、値段だけを頼りにポスティング業者を選ぶと失敗します。

私は、ポスティング広告を折込広告の代用物としか考えない思考を「折込感覚」と呼んでいます。

駅前立地の塾が、ポスティング屋に”軒並み全戸撒き”で発注しても、実際入るのが、ワンルーム1DKばかりで、半分以上独身世帯に投函されれば、反応はガタ落ちします

ファミリー層狙いのポスティング。成功するエリア選定は?

ファミリー層狙いのポスティングで成功するポイントは、まず駅前や学生街に注意しながら、撒き場所を選定すること。対象ターゲットがたくさん住んでいると思われる町丁をGISや都市計画図で見つけ出し順位をつけよう。

そもそも自店の立地がワンルームだらけのエリアだったりもする。もちろんここも含めたければ、町丁ごとだけではなく、戸建て、2LDK以上の分譲マンション、分譲のURや公社、賃貸URや市営都営など、分譲年度、開発年度ごとに優先順位を着けて町丁の住居区分とは分けて仕分けしていく。そして総合的に優先順位の高い順にポスティング計画を組もう。日本人のファミリー

ポスティングでファミリー狙い。業者選びのポイントは?

こんどは業者選び。ポスティング計画に沿って、ファミリー物件だけをエリア割=部数表で括っている、括れる業者を見つける。
エリア割では団地はUR、公社、都営が仕分けされているか?分譲住宅地はその住区ごとに仕分けされているか?アパート・マンション、戸建て、工場、オフィスが混在しているような場所(一般平場と言います)は、それぞれの括りで仕分け配達できますか?

さらに、ポスティング会社に、撒き先の指示をしっかり出しているか確認することが重要です。
キッチリ「戸建て指定なら戸建てに配る」こと。ファミリータイプのアパートマンション狙いなら「明らかな1ルーム・1K・1DKには入れない」ように予め配達員に指示を出しているか、しっかり確認することが重要です。

ポスティングと折込広告の違いを見極めよう。

ポスティング広告は、配達エリアを恣意的に決めた新聞販売店別の配達エリアから解放できます。町丁などの住居表示ごとはもちろん、開発年度が違う住宅集団や団地別、学区別、国道境界、鉄道境界、河川境界、丘陵境界・・戸建て、アパマン、指定マンション・・自店の立地から近い順、遠い順、競合の周辺etc・・自由に選ぶことができます。

地域や商圏を同一の消費傾向を有する母集団ごとに切り分け、その母集団ごとに順位付けしてみよう。順位の高い順に狙いをつけて予算に合わせて順番にポスティングする。この自由さ、マーケティングプランに自由自在に合わせてチラシを投函できることこそ、折込とは違うポスティング広告の最大のメリットです。

マーケティングプランに自由に合わせられる、そのような注文に応じるポスティング業者は、若干配布料金は高くなりますが、有り余る反応率でカバーできるはずです。
コストに頼むとしても、最低限配布率のチェック、GPSデータ等、配達エビデンスのチェックをしておくことが必要です。

※2017-07-21 国勢調査データ部分は加筆訂正しています。

正義の鐘

ポスプロポスティングの特徴は、出社社員によるGPSバイク配達100%。配達ログ完全提出で安心出来ます。
対象エリアの潜在的需要を浮かび上がらせたり、エリアパフォーマンスの計量は、バイク利用で綿密緻密なポスプロ品質が前提になります。