ポスティングだけど実はDM!リストポスティング、無記名DMとは?

無記名DM

チェーン展開している学習塾のランドマーク↑ BtoBで使います。

弊社では一般的なポスティングはもちろん「リストポスティング」「無記名DM」も行っています。

大変好評を博しているのですが、ビジネスの内容が今一つ皆様に伝わっていないようなので、今回説明したいと思います。

リストポスティング、または無記名DMとは、個人宅、建物、会社などの住所付きリストに応じて、そこにピンポイントでチラシやパンフレットを投函するサービスです。リストで配りますから宛名はありません。

地図に印を付けて、そこに配るのだろう?」と思われましょうが、その通りと言えばその通り。


ですが、実はシステム上
カラクリを加えて地図を作ります。

地図に印を点けるのを、人力でやるのではなく、機械にやらせるのです。

ポスティングにジオコーディングを活用

皆さんgoogleマップで住所を検索すると、その建物やお店にピンッと水滴型のランドマークが立つのをご存知かと思いますが、あれはジオコーディングという技術を使っています。

ジオコーディングとは、簡単に言えば、住所や地名、施設などの名前を元に、地球上の一地点、つまりジオコード=経度緯度情報を検索する仕組みです。

このジオコードと、建物や住所情報を繋げるのが、ジオコーダーと言われるシステムです。ジオコーダーは住所や建物名などの文字情報とジオコードを、リレーショナルデータベースで繋げ、マップ上にランドマークを立てます。

googleマップの検索機能で住所を検索するということは、googleサイトのジオコーダーアプリを起動し、住所という文字列をキーに、それに対応するジオコードを得ているということになりましょう。

ジオコーダーのデータベースにある地点情報は、正確でなければ使えないのはもちろんですが、地物の変更(名称変更とか建て直し)に応じて、常に修正メンテされている必要があります。

これが最近物凄く正確になってきて、ビジネスで使えるようになってきました。

元々googleマップがゼンリンの地図をベースに組み立てていることは、ポスティング業者なら地図を見れば一目瞭然な所。

ゼンリンによると、住宅地図の地図情報の更新は「2年から5年ごと調査をかけデータを更新している。」その調査方法としては・・「すべてローラー作戦的に調査スタッフが現地に足で歩いて調べている。」(※1)ということです。

ゼンリン 住宅地図とネット地図の秘密

(※1)『ゼンリン最新の住宅地図とネット地図の秘密』実業の日本社14p~15p

この超アナログな調査を長年続けていることこそが、ゼンリンの住宅地図が官公庁はもちろん、郵便、宅配、新聞始め、全ての宅配業者のスタンダードマップであり続けることが出来た所以でしょう。

ゼンリンは足でマップ上の地点情報、建物名や個人宅の表札情報を登録修正しているのです。

但し、地番錯綜しているような字地区では、こと地図上の地点情報としては限界があった。昔のゼンリンのジオコーダーだとそれをビジネスで使うまでの信頼性はありませんでした。

しかし最近はそうではなくなってきた。

長年に渡るゼンリンの現地調査の集積と最新のGoogleのテクノロジーが結合して出来ているのが現在の”googleマップ=ゼンリンのマップ”だからです。

では最新のgoogleのテクノロジーとは何か?

それはベースのゼンリンマップが住所錯綜で捉え切れていない住所の正確なジオコードや改変の遅れを、googleマップの検索機能を使っている膨大な個人に修正申告をさせているところにあります。

google-fild

試しに自分の住んでいる住所をGoogleマップで検索してみよう。

検索すると自分の家やマンションに赤い水滴型のランドマークが立つはずだ。ランドマークを右クリックすると・・[地図に載っていない場所を追加] [データの問題を報告する ] といった通知機能が出てくる。

もし、自分の家やマンションにランドマークが立たず、明後日の場所に立つと勿論気持ちが悪い。当然修正したくなる。

これこそ、大変手間の掛かる地図情報の登録・修正・削除・・つまりは、ゼンリンに一任していた更新作業の一部を、全くお金を掛けずにやってのけるカラクリに他ならない。

Googleおそるべし。

Googleマップを使ったことのあるユーザーなら、自分の家やマンション、会社やお店を一回ぐらいは住所で検索するでしょう。その時に全然違う場所にランドマークが立ったり、もう存在しない建物名や会社名が出てきたら、気分が悪いので修正したくなる。そこで無意識に右クリックすると修正申告の通知ボタンが出てくるという寸法だ。

この更新作業が進めば、ジオコーダーの正確性がどんどん増してくる。Googleとゼンリンがコラボしているのは間違いないから、当然ゼンリンの住宅地図や電子地図帳にもそのフィードバックの恩恵は降り注ぐでしょう。


ちなみにしょっちゅう宅配便の到着が遅れたり、メールが間違って投函されてしまう方は、一度自分の住所を
Googleマップで検索してみると良いかも知れない。


今の宅配便やメール便のドライバーは、普通にスマホを持っているので、地図で分からなければ必ずスマホで、主に
Googleマップで住所を確認するはず。
その時におかしな場所にランドマークが立てば、そこに行ってしまうことになります。当然家が探せないので持ち戻りとなり、荷物が遅れるし、誤配もありましょう。


結果 ”字日野”を配って何十年、地番錯綜地域のプロ!
のようなベテラン配達員に聞いて初めて配達完了となるのです。

行政の区画整理が遅々として進まず、誤配遅配が多発する住所に住んでいる方達は、Googleマップに報告するのも方法かもしれない。そうすれば、数か月後か数週間後には正確なランドマークがGoogleマップに立ち、宅配便メール便のライダードライバーはスマホで検索し、正確な場所を得ることが出来る。場所探しに苦労しないで済みます。

翌年の住宅地図にももちろん反映されると予想します。さすれば誤配遅延はもとより、住宅地図という社会インフラの整備、運輸業界の生産性、持ち戻りの低下、誤配防止にも役立ちましょうw


話がそれましたが・・

住所データから地図へのマーキングは、このジオコーダーを使います。弊社で使うジオコーダーはもちろんゼンリンの電子地図になります。

ゼンリンの電子地図には、CSV形式でデータ化されている住所をランドマークに落とす機能があるのでそれを使います。

リストポスティングは、指定物件、BtoBではすでに実用段階

指定マンションマップ

指定マンションの配達マップ。

指定マンションは、弊社でリスト化したマンションデータを使います。

八王子・日野・多摩・昭島・立川・国立のマンションであれば、築年別の配達も可能です。

すでに築30年超マンションのリストポスティングも始まっていおり、リノベーターやリフォーム会社様がピンポイント企画で注文いただいております。

お客様が所有するデータでももちろん可能です。

物件募集チラシなら、オリジナルにお客様がチョイスした見込み物件のリストに従ってマーキングします。

下のマップは、三多摩全域に管理物件を抱えるアパートの管理会社が、住民向けに緊急の『お知らせを』配布しなければならない時に使った物です。

googleマップでマイマップ登録。リンクを配達員だけに公開すれば、紙のマップでは縮尺不分明の場所を、自分のスマホで確認することが出来ます。

リストポスティングバナー

リストポスティングで使ったgoogleマップ。(アパート管理会社による緊急告知案件)

BtoBの事例では、タウンページから抜き出した特定の業種のデータをジオコーディング、特定の業種向けの営業パンフレットを投函します。

またgoogleマップの検索機能を使い、見込み客リストを作成、そこにポスティングするということも可能です。

無記名DMの可能性はあるか?

個人のDMの場合でも、配るDMリストのデータを弊社に送ってもらう手はずになりますが、データをCSV変換し、ゼンリンの地図上にマーキング、配達単位ごとに区分けして配達員にポスティングさせるという流れになりましょう。


但し個人宅DMの実績はまだありませんのでご注意を。

POIボタン

リストポスティングGPS実績 (POI記録付き) (アパート管理会社による緊急告知案件)


配達員は、出力した地図のマーキングを確認しながらポスティング。

1件配達するごとに、GPS端末のPOI(※2)ボタンを押して配達地点のジオコードを記録します。帰社後GPSデータをGoogleマップ上にPOIのジオデータと共に軌跡で展開、持っていった数量とPOIの数、軌跡の確認で、正確に配達された場所と配達されなかった場所の確認が得られます。

(※2 )POI とは?
POI は、「Point of Interest」 の略であり、直訳すると 「興味のあるポイント」 ですが、「地図上の特定のポイント(地点)」のことを呼び、地図上で表現できるポイント(地点)であれば、世の中に存在するあらゆるものが POI になりえます。
しかしながら、一般的に POI というと「目標物」を指すことが多く、地図データベースやカーナビゲーションシステムにおいては、店舗や施設を意味し、この数が多いほど情報が豊富であるということになります。

https://www.esrij.com/gis-guide/gis-other/point-of-interest/

私は無記名DMの場合、リストと実配の誤差が10%以内に抑えられれば、受注可能と見ています。100%にするためには、誤字誤植間違いリストの正確性が100%担保されること。さらにジオコーダーが100%正確にマーキング出来ることが前提ですが、実際にはまだ不可能。

100%の配達結果を得るなら、記名式のDMに敵わない。しかし無記名DMの場合90%以上の配達率でコスト計算し、低コストに抑えることに意義があります。クライアントは、記名DMと無記名DMのレスポンスをコストと共に検証し、どちらかを選ぶか、または補完的に考えて実行するか、そして使わないかはクライアントの判断ということになります。

無記名DMで情報を受け取る側は、あくまでも単なる投げ込みのポスティング広告としか見えません。記名式の方がはるかに訴求するという意見もありましょうが、一回のコストが記名DMの半分とか1/3であればどうでしょうか?また、見た目単なるポスティング広告なのでリストの出所についてお客様からの問い合わせもないでしょう。

要は媒体としてのメリット、デメリットを、いかにコスト計算とレスポンスと合わせ考え、比較衡量していくかということでしょう。

エクセル、CSVデータで物件リストをお持ちのお客様、リストポスティングを一度検討してみてはいかがですか。

ジオコーダー技術とGPS技術、今後の展開

ジオコーダー技術とGPS技術のコラボレーションは、今後どんどん進んでいくでしょう。弊社のようにマーケティングに応用する会社もどんどん増えると思われます。

アメリカの軍事衛星技術の民間活用で始まったGPS。

サイクリングやドライブ、登山などの記録用として発明されたGPSロガー。

現在GPSの精度は3m~10m程度の誤差が出ます。

このほど日本版GPS衛星の打ち上げも実現し、今後これが数cmに改善していくそうです。


ジオコーダーの性能は、
googleにより、cm、mm単位まで高精細化、さらにマップの3次元化3D化不可避に進みましょう。

そして、AIに代表される自動運転技術とジオコード、3Dマップ技術が関連しているのは明白です。

機械に配達先のリストを流し込めば、カーナビが最適な配達ルートを設定するということも、もう目の前に差し迫っています。(というか、もうどこかで実現していそう。)

駅構内の宅配BOXにロボットが宅配便を入れることなどは、そんなに難しくないでしょう。

無人タクシーは勿論、無人走行による宅配便の人型ロボットが、mm単位で宅配BOXやポストまで宅配投函作業を行うとか、マンションのベランダの個人宅のドッグに、これまたmm単位でドローンが飛来、荷物やメールを届けるというような、夢のような話も現実を帯びてきています。

ポスティング。 ”成功と反響”の要は エリア割 にあり

エリア割とは

ポスティングエリアとは?

住居表示を参考とし、共通のマーケティング特性、地理特性、配達特性により区分けされた一連の配達地域のこと  posu_o

難しく書きました。

ポスティング広告のエリア割について、皆はどんなイメージを持っていますか?

「住所ごとに発注出来る」「新聞折込より細かいエリア選別が出来る」「指示すれば自由に指定できる」ということですかな。

一番多いイメージは「住所ごとに」ということでしょう。
住所ごというのはいわゆる町丁目ごとに発注するということです。

住所は、国家プロジェクトで決められてきました。

住所という万民に分かる共通プロトコル(コミュニケーション規約)を使えば分かりやすいし、人に伝えやすい。

ポスティング会社は、ほぼこの住所ごと(~町・○丁目)で区割りして受注しています。

ただ、住所だけでポスティングのエリア割をしようとすると、問題だらけで実際には使えないのですよ。特に多摩では調整が必要。

ではどのようにエリア割をすれば、ポスティング業的に意味があるのでしょうか?
さらに、このエリア割の技能が実はポスティング広告の成否を分ける大きなポイントだとしたら、どうでしょう?一度考えてみる必要があります。

住所、住居表示によるエリア割

「住居表示」という言葉を調べると、昭和37年に施行された「住居表示に関する法律」が出てきます。

では法的定義を見てみよう。

住居表示に関する法律、第二条(昭和三十七年五月十日法律第百十九号)

(住居表示の原則)
一  街区方式 市町村内の町又は字の名称並びに当該町又は字の区域を道路、鉄道若しくは軌道の線路その他の恒久的な施設又は河川、水路等によつて区画した場合におけるその区画された地域につけられる符号及び当該街区内にある建物その他の工作物につけられる住居表示のための番号を用いて表示する方法をいう。
二 道路方式 市町村内の道路の名称及び当該道路に接し、又は当該道路に通ずる通路を有する建物その他の工作物につけられる住居番号を用いて表示する方法をいう。

世界的には住居表示の方法として、二の道路方式が主流だそうです。ですが、日本では一の街区方式も併用しています。というか、街区方式のほうが圧倒的に多いような気がする。

余談ですが、街区を構造に取り入れているのは、僕の知る限り、日本とフィリピンの一部(新規開発地域)のみとなっています。
韓国もかつては街区ベースでしたが、2014年1月よりシステムが変更され、街路(ストリート)を基本とする形になりました。
情報提供をいただき、北朝鮮でも街区ベースの住所が利用されているという話を聞きました。ただ、裏付けはできていません。

韓国という国柄は、一度方向を決めたらとことんやる、ということだそうですが、ものすごいスピードで区画整理したのかもしれません。

現代でも土地の登記は、名称ごとに分筆したときに附番された土地番号(地番)を使います。
以前は慣行的にそれを住所として使っていましたし、今でも住居表示されていない所は地番が住所になります。

住居表示は区画整理とともに附番されるのですが、行政の区画整理のスピードはなんでこんなに遅い(20年30年かかる)のか?・・筆者には了解不能です。

多摩には住所がいまだ地番の地域が大量に残っています。

さっぱり家を探せない地番錯綜地域もある。(日野、八王子!)。ポスティンガーや郵便、宅配便の配達員が困るではないか。地番表示地域、地番錯綜地域の放置による宅配、郵便、新聞、ポスティング事業者の被る経済的損失はいったい毎年いくらになるのやら・・

ポスティングで問題になるのがこの放置されっぱなしの街区、要するに大字町名と旧町名、旧村・・江戸時代の名主の領地?お寺の領地?の名残がいまだに残っている大字小字。

大字、旧町名ごとの配達は、エリアが大きすぎたり小さすぎたりで規則性が無く、宅地や丘陵地帯を無規則無定形に横切っている場合が少なくありません。道路工事、河川改修、宅地開発や商業開発などで、明らかな住居区界の異同があっても、住居表示が採用されないままの場所もたくさんあるということです。

このような区割りのままでポスティングすると、配達の境界は無規則に住宅地を蛇行したり、擁壁の上下を上がったり下ったり・・家が全くない場所も配達マップに入ったりと、正確かつ効率的なポスティングが出来ません。

片倉周り

片倉周辺行政区画割 1/25000地形図ベース

例えば、八王子の片倉。行政の区分によると東京工科大学から片倉台団地、京王片倉の駅周辺まで全部片倉(上図)マーケティング的には東急片倉台は、北野台、絹ヶ丘などと共にそれだけで配りたい。だけど片倉全体の受注だとそれが出来なくなってしまう。八王子市はなぜ片倉台団地造成の時に、住居表示しなかったのかよくわかりません。鑓水2丁目も団地部と分譲住宅部、ローカルな住宅過疎地域が混在したままです。

鑓水周辺住所割

ポスプロのエリア割だと、片倉はもちろん片倉台と片倉駅周辺に仕分けします。鑓水二丁目も団地は賃貸と分譲に仕分けし、分譲住宅も別途設定します。
行政区画の鑓水2丁目で発注すると、別途に指示しなければ配達員は楽な順に配りますから、団地ばかりに入るということになります。

片倉~鑓水ポスプロエリア割

ポスプロの片倉~鑓水周囲エリア図

ポスティングの区割りの方法

ポスティング広告における、配布単位=エリア割は、行政で標準化された”住所”による区分けをベースに組み立てます。ただしあくまでもベースとしての話。

同じ町名でも高級分譲住宅地やマンモス団地のすぐ側に牛舎や養鶏場、畑があるような田園地帯も同じ町名だったりすると、その町名をポスティングのエリア割として採用できません。江戸時代からあるような狭小な旧町が累積している八王子中心部もダメ。

マーケティング的に使えないし、仕分けも困難、配達難度も増えるばかりで採用出来ないのです。

このような地番地、大字地区、旧町名地区は、区画整理の先取と、地理特性、マーケティング特性、配達特性に応じて分け直しをします。

まず住所表示で区切ってみますが、地番表示の旧町名と混在しているところが出てきます。そこでもう一度住所表示を参考にしながらそれぞれの手法を取り入れて総合的に切りなおしていきます。

◆区画整理事業の先取り?

これは市町村の区画整理事業の計画を調べ、街区方式を先取り予測して仕分けを行うということになります。

◆マーケティング特性によるエリア割?

似た家族構成や年齢層、購買層を持つ家並み集団が群れているような場所を他と分けてエリア割りします。

例えば旧村大字町名区界の真中に、分譲住宅地や巨大団地が開発された場合などは、同じ町名のままでも、団地外ののどかな田園風景地帯や、丘陵地帯と巨大団地は仕分けされます。

◆配達特性による区分け?

田園丘陵地、崖線、住宅地を無規則無定形に蛇行横断しているような古い町名区画を守っても配達の支障になります。そもそも道路もない山中に家はありません。ポスティングのエリアとしては対象外になります。配達員が無理なく自分の配達場所を確認できるよう、道路や鉄路、河川、崖線の上と下、尾根の背骨などに沿ってエリア分けをいたします。この手法で大きすぎる大字エリアや小さすぎる旧町は、分割したり統合したりします。

ポスティングのエリア割は、これらの要素を絡めながら行います。

片倉町の例だと東急片倉台団地だけを分譲住宅として他と区分けします。住宅の無い東京工科大学周辺はエリア割しません。

ポスティングの部数表の見方

国勢調査や市町村発表の人口統計データのままだと、まともにポスティングの企画が出来ないので、統計はポスティングの部数表にはなり得ません。住所表示の不完全さを理解の上で、万民に最も分かる共通プロトコルとしてのメリットと、不完全さを精査した上でポスティング会社の部数表を見てください。

多摩で経験の浅いポスティング業者さんや素人業者さんはこの事情が分かりません。激安業者さんはこのリスクを回避するために、配布率を落として値引きします。

受注間口を広げたい業者さんは、取りあえず人口統計データをダウンロードして、部数表や世帯表として一都三県全市町村貼り付け、受注後外注します。

結果的にターゲットとのミスマッチ・取りこぼしが多い”ユルイ”配達になると、ポスティングの効果は激減します。

業者の部数表や配達計画の裏をよく見る目を持つことが、ポスティング成否のカギを握ります。

エリア割バナー

増える単身世帯、ポスティングの駅前攻略は?”折込感覚”を捨てよう。

ワンルームマンション

ポスティングの業者をしていると、年々ワンルーム、1K、1DK・・いわゆる単身者向けアパート・マンションが物凄い勢いで増えているのを体感します。特に駅周辺で顕著に感じられます。

最新の調査によると、生涯未婚率が男性で4人に1人だそうです。すると「4人に1人は単身で住んでいる?」とは単純には言えませんが、大まかな最近の傾向は掴めるのではないでしょうか。

単身者の住むポスト数は、この4人に1人に、親と同居している方をまず引いて、離婚や死別が原因の独居者を合わせると大体出てくるはず。

ちなみに2016年度の婚姻届数に対する離婚届の数の割合はなんと28%。夫婦3組に1組は離婚しているといわれています。晩婚化も進んでいます。

普通、家族世帯は個人ごとにポストを持っているわけではないので、複数人で1ポストなはず。すると一人暮らしのポスト数は率でいうともの凄く増える。

こう考えるとポスティング屋の怪しげな体感も説得力を持ちますでしょう?

 私がポスティング事業を始めた20数年前は、単身向けアパートマンションは主に「学生」「若い単身者」という括りで済みましたが、今は違う。

調査の通りに、物凄い勢いで増え続けている独居中高年。この方たちの主な住居は駅近に建てられたワンルーム、1K、1DKがメインになるでしょう。

「単身向けアパートマンションの住人は若者」という昔の常識は全く通用しません。

では、統計ではっきり見てみよう。最近ようやくe-statに平成27年度の国勢調査のデータがエントリーされた。

そこで、日野市周辺三多摩地区の単独世帯を町丁別に色塗りしてみた結果が、これ↓。

平成27年国調単独世帯の割合日野周辺三多摩

単独世帯の割合 日野市と周辺三多摩 平成27年国勢調査

JR八王子、立川、国分寺、京王高幡不動駅各ターミナル駅周辺は、赤と黄色エリアばかり、赤は、単独世帯の割合が55,6%以上、黄色は43,5%、赤は最低値が55.6%なのだから実際はそれ以上ということ。

学生アパートの多い大学街も赤が多い、創価大学と工学院大学が近い左入、梅坪、滝山。中央明星帝京の三大学のある大塚、東中野地区。などなど。

時系列のデータまでは造りませんが、ほぼこれで、ポスティング屋の体感的な経験が裏付けられたわけです。

ポスティングの配布プランで、この現象に気づかないと、痛い目にあいます。

失敗するポスティングとは

例えば、ターミナル駅前に立地する学習塾が塾生募集のポスティング広告を行う場合、ターゲットはもちろん子供のいるファミリー世帯ですね。また、戸建てに向けたリフォームの広告を撒く場合とか、持ち家資産のある家庭を狙う等々・・注意が必要になります。

八王子駅のようなターミナル駅の周辺は、近隣商業地域で容積率、建蔽率が物凄く緩い。戸建てと空地はどんどん集合住宅に変わり、戸建て自体物凄く少なくなっているのです。まあ、少ないというよりマンション、アパート、オフィスビル、商店、繁華街に埋もれているのです。戸建ては目立つので結構あるように見えますが、実際配るとアパマン※だらけです。

※ポスティング業者はアパート・マンションのことを略して”アパマン”と呼びます。

ターミナル駅周辺で軒並みポスティングを発注すると、ほとんどがアパマンにポスティングされ、戸建てに入るのはほんの一握りになってしまいます。なぜならそもそも95%ぐらいのアパマン率で、加えて単身向けアパマン率がものすごく高い。住民票を実家に置いたままの学生単身者も多いい、この世帯は市の統計調査には乗りません。経験則だと八王子駅周囲のアパマンの半分は単身向け。チラシの約半分は単身者向けのワンルーム、1K、1DKに入ってしまいます。反応率が

業者によっては値引きする(安い)代わりに投函率=(世帯数に対する配布数の割合)を抑えて受注します。あなたはこの場合、町内均等に投函率が落ちると思いますか?否、撒き手は誰だって早く仕事を終わらせたいのですから、楽なワンルーム、1K、1DKから配って枚数終了したところで御終いとします。

塾やリフォーム、戸建てやファミリー層狙いの商品で、折込広告の代用物としてポスティング広告を理解して「駅前地域全体に折込広告のように情報を行き渡らせよう。」ということで、値段だけを頼りにポスティング業者を選ぶと失敗します。

私は、ポスティング広告を折込広告の代用物としか考えない思考を「折込感覚」と呼んでいます。

駅前立地の塾が、ポスティング屋に”軒並み全戸撒き”で発注しても、実際入るのが、ワンルーム1DKばかりで、半分以上独身世帯に投函されれば、反応はガタ落ちします

ファミリー層狙いのポスティング。成功するエリア選定は?

ファミリー層狙いのポスティングで成功するポイントは、まず駅前や学生街に注意しながら、撒き場所を選定すること。対象ターゲットがたくさん住んでいると思われる町丁をGISや都市計画図で見つけ出し順位をつけよう。

そもそも自店の立地がワンルームだらけのエリアだったりもする。もちろんここも含めたければ、町丁ごとだけではなく、戸建て、2LDK以上の分譲マンション、分譲のURや公社、賃貸URや市営都営など、分譲年度、開発年度ごとに優先順位を着けて町丁の住居区分とは分けて仕分けしていく。そして総合的に優先順位の高い順にポスティング計画を組もう。日本人のファミリー

ポスティングでファミリー狙い。業者選びのポイントは?

こんどは業者選び。ポスティング計画に沿って、ファミリー物件だけをエリア割=部数表で括っている、括れる業者を見つける。
エリア割では団地はUR、公社、都営が仕分けされているか?分譲住宅地はその住区ごとに仕分けされているか?アパート・マンション、戸建て、工場、オフィスが混在しているような場所(一般平場と言います)は、それぞれの括りで仕分け配達できますか?

さらに、ポスティング会社に、撒き先の指示をしっかり出しているか確認することが重要です。
キッチリ「戸建て指定なら戸建てに配る」こと。ファミリータイプのアパートマンション狙いなら「明らかな1ルーム・1K・1DKには入れない」ように予め配達員に指示を出しているか、しっかり確認することが重要です。

ポスティングと折込広告の違いを見極めよう。

ポスティング広告は、配達エリアを恣意的に決めた新聞販売店別の配達エリアから解放できます。町丁などの住居表示ごとはもちろん、開発年度が違う住宅集団や団地別、学区別、国道境界、鉄道境界、河川境界、丘陵境界・・戸建て、アパマン、指定マンション・・自店の立地から近い順、遠い順、競合の周辺etc・・自由に選ぶことができます。

地域や商圏を同一の消費傾向を有する母集団ごとに切り分け、その母集団ごとに順位付けしてみよう。順位の高い順に狙いをつけて予算に合わせて順番にポスティングする。この自由さ、マーケティングプランに自由自在に合わせてチラシを投函できることこそ、折込とは違うポスティング広告の最大のメリットです。

マーケティングプランに自由に合わせられる、そのような注文に応じるポスティング業者は、若干配布料金は高くなりますが、有り余る反応率でカバーできるはずです。
コストに頼むとしても、最低限配布率のチェック、GPSデータ等、配達エビデンスのチェックをしておくことが必要です。

※2017-07-21 国勢調査データ部分は加筆訂正しています。

正義の鐘

ポスプロポスティングの特徴は、出社社員によるGPSバイク配達100%。配達ログ完全提出で安心出来ます。
対象エリアの潜在的需要を浮かび上がらせたり、エリアパフォーマンスの計量は、バイク利用で綿密緻密なポスプロ品質が前提になります。

 

GPS宣言!

「ポスティング界には妖怪が出る。GPSという妖怪が、古きポスティング界のすべての権力がこの妖怪を討伐するため神聖な同盟に加わっている。 」かつては有名な『共産党宣言』K・マルクス著 から少しパクリ(笑)

久しぶりです。

当社では2011年からGPS端末を導入しています。 これって当社にとっては当たり前ですけ古いシステムのポスティング会社だとかなり難しいらしいですね。なにやら機械の受け渡しが大変だし、特に在宅型の配達さんが持ちたがらないらしい。そういえば古いタイプで業者的活動をしている請負さんが強硬に反対したことがあったなあ。

当社の配達員諸氏は基本全てGPS端末を携帯しています。抜けエリア、勘違い、方向違い、飛ばしてしまった家、休息場所も・・セブンイレブンとか、自宅に帰ったとか、休息時間から所要の為の寄り道・・全て記録し事後瞬時にgoogleマップ上に展開可能です。基本朝電源を入れて渡して、帰社するまで電源装置には手を触れずポケットに携帯するというルールになっています。

電源を入れっぱなしなのは、一応配達時の挙動はすべて記録させてもらうということが会社や自分お客様への信用のために大事なことということもあるし、また、ポケットに携帯させるのは、バイクに乗せっぱなしだと、機械がバイクの振動で壊れるのと、現場で歩いて配った経路を把握するためですね。

導入するときは、「正確、真面目に配達している皆を守るため、自分の仕事に自信を持つために持ってくれ」 といったら誰も反対せず持ってくれた。・・「皆ありがとう。」

あれから早4年もたってしまいました。

帰社してからの経路確認、投函禁止チェック、配達チェックは一目瞭然となり、配達員相互の技術情報のやり取りも活発容易になります。結果、優秀で真面目な配達員が保護優遇され残ります。 当社の配達員は配達終了後、配達報告と日報記入とGPSチェックそして反省。その後退社し、明日に備えることになります。

もちろんこのGPSデータ、マップ上に展開させてjpeg画像にしてお客様への配達報告書に添付します。

GPS宣言1

GPS宣言2

GPS宣言3

 

上の事例は、多摩市聖蹟桜ヶ丘駅中心としたハウスオーナー宅(戸建てと分譲マンション)3万枚ポスのGPS画像です。団地部には入れておりません。 多摩市聖蹟桜ヶ丘を中心に、稲城市の南多摩、府中分倍河原、西は日野市百草園はまで網羅しているのが分かります。

1枚目がgoogleマップ、2枚目がgoogleアース、3枚目が当社のエリアマップになります。